備える!中日サバイバルキャンプ

中日新聞主催の防災イベント「備える!中日サバイバルキャンプ」に娘と参加してきました!

防災・減災に役立つ知識や技を親子で楽しく体験する一泊二日の防災キャンプ。今年は町村合併70周年を迎えた愛知県幸田町での開催。イベント自体も今年で10周年のメモリアルイヤーとのことで、県内外から100名近くの参加がありました。

寝袋2つと着替え、枕、スリーピングマット、水などをバックパックに詰め込み出発。電車でJR幸田駅に向かいます。会場は駅から徒歩10分程度の広い公園。到着後に受付を済ませ、イベントガイダンスを聞くため近くの公民館に移動します。

まずは座学から。名古屋大学名誉教授の福和伸夫先生から、耐震化のしくみやそのメカニズムに関する講義がありました。身近なものを教材に使用したなんとも愉快な講義で会場は大盛り上がり。分かりやすさはもちろん、人を惹きつける話し方がとても参考になりました。

プッチンプリンを使ったおなじみの実験。食べたい気持ちを抑え、プリンをぷるると揺すります。開発が進む名古屋駅周辺はもともとの地盤が緩く、古くから現存する熱田神宮周辺は地盤が硬いそう。昔から人が居住しているエリアは防災面にも優れた土地であることを理解。「沼」や「池」が付く地名も要チェック。

次に、プリンの土台に「きのこの山」と「たけのこの里」をぶっ刺して耐震性能を検証。きのこの山は軸が細いけどプリンに挿せばそこそこ安定する。たけのこの山もプリンに乗せただけではすぐにコケるが、ビスケットの部分をしっかり埋めれば倒れない(ベタ基礎)。お菓子で耐震性能を評価できるなんてびっくり。もちろん実験終了後はすべて美味しく食べました。

講義の後は今夜の寝床づくり。みんなで段ボールシェルターを作ります。大人と子どもの2人1組で協力して段ボールを加工するんですが、他のプログラムも含めて常に見知らぬ人同士でペアを作らねばならず、サバイバル力が鍛えられる仕組みになっていました。

シェルター作成後は元CBCアナウンサーで気象予報士の桜沢信司さんの講義があったり、トイレカーの使い方を勉強したり、ペットボトルランタンや紙食器を作ったりとあっという間に一日が過ぎていきました。夕方になると辺りも暗くなり徐々に寒くなってきました。早く夕飯が食べたい…。

ということでお待ちかねの夕食タイム。ここも避難所を想定した訓練の一つとなっていて、参加者自らメニュープレートを作成したり、ゴミステーションを設営したりしました。配給の形ができたら自分で作った新聞紙のお皿を持って列に並びます。

この日のメニューはカレー、ツナとキャベツのうま煮、そしてカップ麺。子どもたちが防災用の釜(燃料は新聞紙のみ)で炊いたご飯にレトルトカレー(常温)をかけ、新聞紙で作ったお皿で食べます。避難所ではとにかく水が重要。節水できるように洗い物を少なくしたり、料理も極力水を使わない調理法を採用。うま煮は材料をビニール袋に入れて軽く煎したもの。カップ麺も汁が出ない量の水で1時間ほど戻した状態のものを家族2人でシェア。多少さみしい気持ちになりますが、このあたりは車中泊にも通じる事なのでそれほど抵抗感はなかった。

夕食後もプログラムは続く。暗闇体験、ボランティアスタッフ(大学生)が考えた企画(玉入れやダンス)、能登半島沖地震の被災体験談など、気づけば21時過ぎ。そろそろ就寝の時間。

歯磨きとトイレを済ませ、段ボールシェルターに潜り込みます。寒さを警戒して厚めの寝袋を用意しましたが、この日は11月にしては奇跡的に暖かく、朝までぐっすりと眠ることができました。

翌朝は全員参加のラジオ体操(三河弁)とバケツリレーでスタート。2つのグループに別れて、大人と子どもが協力して水の入った入れ物(バケツやビニール袋、桶など)をいかに早く確実に運べるかを競い合いました。

次に朝ご飯。菓子パン、バナナ、乾パン、飲み物を受け取り、各自が好きな時間に補給してよいルール。新聞も配布され、朝ご飯を食べながら目を通す。実際の避難所でも新聞が主たる情報源。ご飯の後は3つのグループに分かれて3つのワークショップ(胸骨圧迫とAED操作、パラコード編み、トイレ講習)を体験。

最後に2日間で習得したサバイバル技術・知識を試すオリエンテーリングに参加。クリアーできた参加者にはセクションごとに小さな缶バッジがもらえるため、子どもたちは大張り切り。獲得したバッジをイベントスカーフに付けていきました。

そんなこんなで2日目のプログラムも終了。防災に関するさまざまな知識・技術を親子で習得できる満足度の高いイベントでした。大学生のボランティアスタッフもたくさんいて、子どもたちも安心して参加することができたと思います。親としても、必ずやってくる南海トラフ巨大地震に向けて、備蓄や耐震化などの防災対策を強化する良いきっかけとなりました。

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