自由研究(Day2〜5)

8月後半戦、自由研究も大詰めを迎えています。前日までに胃の中を再現した状態で消化液を4時間放置しました。ご飯を食べてからお腹が空くまでのおおよその時間間隔。その後、消化液は十二指腸に移っていきます。

消化液に胆汁末を投入。今回は市販薬のガロール錠を使いました。腸での消化を助けるとともにウンチの茶色を再現します。

十二指腸を経て小腸に移る前に酸度を整える必要があります。ペプシンを含む胃液は強酸性ですが、小腸で活躍する酵素のリパーゼは弱アルカリ性が好み。そこで、消化液に重曹を加えます。私も今回初めて知ったんですが、私達の体内でも実際に十二指腸で重炭酸が分泌されているようです。

かき混ぜ棒で撹拌してからリトマス試験紙できちんと確認。アルカリ性になってますね。

次に、第一三共胃腸薬を投入。タカジアスターゼとリパーゼが含まれています。

ミキサーで撹拌したらタニカに移し、一晩保温します。

小腸では栄養分と水分の吸収が行われます。そこで、半透膜の性質を持つセロファンの中に消化液を入れ、浸透圧の力で水分を追い出します。今回は消化液を入れたセロファンの周りに砂糖を振りかけて2〜3日間脱水しました。

写真は脱水後のソレ。実験操作はこれで終了。開封してみるとねっとりしたものが出来上がっており、見た目もウンチに近くなっています。臭いは想像にお任せしますw

その後、スケッチブックに実験結果をとりまとめました。最終的には「ウンチのようなものができた」と書いてあり、一応実験成功と言えるでしょうか。一時はどうなるかと冷や冷やしましたが、完遂できて良かったです。休み明け、学校での反響が楽しみなような、不安なような…。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする