八経ヶ岳登山

先日、久しぶりにソロで登山に出かけてきました。行き先は近畿最高峰の「八経ヶ岳」。日本百名山の一座でもあります。

日曜の夜、子どもたちを寝かしつけてからアミティで出発。深夜12時過ぎに道の駅 吉野路大淀iセンターに到着しました。登山口付近までもう少し進んでおきたかったんですが、眠気に勝てずにそのまま車中泊することにしました。

翌朝道の駅を出発し、7時過ぎに天川村役場までやってきました。ここから国道309号で行者還トンネルを目指します。が、Google mapに指示された通り川沿いの道を進むと道幅がどんどん狭くなり、普通車1台がギリギリ通れるくらいの険しい上り道が延々と続きます。道はあまりに険しく対向車が来たら即アウト。途中心細くなって何度も引き返そうかと悩みましたが、後ろから1台のプリウスがすごい勢いで走り去っていくのを見て、「行けるかも〜」と再起。なんとか弥山登山口駐車場にたどり着くことができました。

弥山登山口駐車場。管理のおじさんに駐車代金を支払い、朝ごはん&登山の準備。道の険しさから東側から来る方が多い印象でした。

行者還トンネル。長さ1km以上のトンネルですが、内部に照明はなく真っ暗。入口に近づくと吸い込まれそうでなかなか不気味です。時折ゴゴーッと音がして、しばらくすると明かりが見えてバイクや車が出てきます。こんな山奥にトンネル道を作っただけであっぱれ。

朝8時過ぎに登山口を出発。しばらく自然林の中をジグザグと進んでいきます。

奥駈道出合。尾根道に出て低木が多くなってきました。

終盤の上り。きれいに階段が整備されていてとても登りやすかった。珍しい植物も自生しており、途中、登山者の方に「ショウキラン」というラン科の植物の場所を教えてもらい、見てきました。後で調べたらとても貴重な植物のよう。八経ヶ岳はオオヤマレンゲの名所でもあり、すれ違う登山者から「(オオヤマレンゲ)見ました?」と何度も聞かれました。近年ニホンジカの食害により数が少なくなっているとのことで、弥山山頂付近の自生地は獣害網で覆われていました。

そうこうしていると弥山に到着。山小屋を眺めつつ、ここから八経ヶ岳方面に下り、また登ると山頂に到着。

山頂到着!360度見渡す限りの稜線。紀伊半島・吉野国立公園のちょうど真ん中あたりですから、紀伊山地の山々を一望できます。この日は平日だったので登山者の姿も疎らで、しばらく独りで山頂からの景色を楽しみました。

弥山小屋前のベンチでお昼休憩。アルファ米、ドライフルーツ&ナッツ、ソイジョイで軽めに済ませ、そそくさと下山。帰りは国道309号を上北山村方面に進み、山頂での余韻に浸りながら下道でゆっくりと帰りました。日本百名山、制覇してみたくなってきました。

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